HOWTO BUY(用具編)

●昔と変わったスキー用品
今のスキー用品は各メーカーとも開発が進み10年前と比べても格段に良くなっています。ゴルフ用具と同じく新しい用具を的確に選べばまだまだ技術も進歩するし、スノーライフも楽しくなります。
下記は1年に数回あるいは、「久しぶりにスキーに行ってみよう」という人の為のガイドです。店へ行く前に読んでおきましょう。
●予算のかけ方
1セットそろえるのは結構予算がかかります。ましてや家族で揃えるとなると、大変。用具を買ったらいざスキー場に行く予算がなくなった!なんてことのないようにしましょう。
家族で揃えるならまず、子供から。厳しいですが自分の分は最後です。(おとーさん、おかーさんめげちゃダメですよ!)
おじいちゃん、おばあちゃんのいる人はうまく「孫へのプレゼント!」にもっていけば、自分の分が買えますね!
(ついでに「一緒に行こう!」と声をかけスキー場行きのスポンサーと子供の面倒までみてもらったら最高ですね。)
1セット買う場合、まずはブーツを選びましょう。足にあわなければたまりません。
●レンタルを活用しよう
1流リゾートには結構、ロシニョールやアトミック、サロモンなどの高級レンタルを揃えているところが多くなっています。
また、サロモンは全国に「SALOMON TEST CENTER」を展開し、ウエアまで含めた1セットを比較的安く借りることができます。
ただ、レンタルの場合は種類もたくさんあるわけではなく、とくに子供用などは数に限りがあり行く前に現地に事前にチェックしておくことを薦めます。
●用具を選ぶときのコツ
●スキー
* サイズ:昔190cmなら今は男性160-170cm、女性150-160cmで充分。ワールドカップの選手でさえ、SLなんか165cmくらいのものを使用しています。
*用途をはっきり:車にたとえます。各メーカーも用途を明確にして作っています。なにもスポーツカータイプが高くてステータスがあるとはいえません。ロールスロイスやフェラーリからプリウス、アルトまであるのと同じく、用途に応じて自分の気に入った1台を選びましょう。スキー場も最近非圧雪バーンを用意したりして、メーカーも用途別スキーを揃えています。また、中高年齢者のために、たとえば脚力がなくてもゆったり楽しく滑れるように開発されたスキーや、軽量スキーもでてきています。
●ブーツ
*ご注意!ブーツはプラスチックが経年変化で劣化して思わぬ事故につながります。
5年以上前のものや友達から譲り受けたものなどは要注意です。
*セットで買う場合はまずブーツから選ぼう:ブーツだけは自分の足に合ったものを選ぶことです。性能・機能もワンランク上でも、ピッタリするものを選ぶことが基本
*プラスチックとレザーをうまく組み合わせてフィット感と快適性をマッチングさせた商品なども出ています。筆者も使用しましたが、冬は暖かく春は発汗性で足がむれず快適でした。
ただ、筆者の願いとしてはもっと軽量のブーツが開発されるといいと思うのですが、、、
●バインディング
*世界のメーカーのグループ化により、はじめからスキーにセッティングされたりメーカー同士で提携しているものが多くなっています。
ATOMIC DYNASTAR HEAD K2 NORDICA ROSSIGNOL SALOMON VOLKLなどがそうです。
*その場合はレース用にはレース用ビンディング、のんびりスキーユッタリ派には楽なステップインがはじめからセットされる、といった具合です。
*もちろん、スキー単体メーカーも近年は「プレート」というものを採用し性能をさらに高めたり、ビンディングとの相性を追求したりしています。
*またモーグルスキーには時計のようにスキーを横に振るとき前後の重さのバランスがよい「ターンテーブル」式がいい、という人もいます。
*あと、調整だけはきちっとしましょう。現在は販売店で取り付け時に「基本調整」することが義務付けられていますが、使用中でも体調や用途に応じてこまめに調整することです。
●ウエア
*これも半分以上ファッションの世界ですから、ユーザーの好みです。
*スキー用ウエアは結構みな価格が高いですが、やはり、保温性や機能などがスキー・スノボーの動きやシチュエーションを考えて新素材からカッティングまで使用しているので納得いくはずです。
*スキー用の保温性のあるインナーを買ってあとはユニクロのフリースなんてのもいいかもしれません。